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月山

参加者:CL 亀岡⑶、SL 山本⑶、遠藤⑵、田辺⑴、畑⑴


10/18

天候:晴れ

5:00  片平集合

7:00 月山姥沢駐車場入山

9:05 姥ヶ岳

10:25 月山

13:10 駐車場下山


 たいそう寒い朝だった。十月だというのに!幸い天候が良く、歩く内に快適になる程度だったのでよしとしよう。月山は日本百名山に選ばれてはいるが、季節を選べば小さい子供でも登頂できる、きれいで楽しい山なので、一度行ってみてはどうだ?。その楽しい山は、私たち山岳部員にとっては赤子の手を捻るようなものだ。だから、ただただ楽しむことができた。こういう登山もいいものだ。

 装備チェックも終わりさあ出発だ!私達は舗装された道を進んでいった。スタート地点では、紅葉した木々が出迎えてくれた。道中、ペットボトルのゴミを見つけた。山を登るものとしてこれは許せない。山のマナーを守れない輩には山を登る資格はない。皆がルールやマナーを守ることで快適に、安全に登山することができる。山を愛する一人一人がこれを意識することが大切であろう。

 山の中腹を過ぎると紅葉した木々は減り、緑が増えてきた。そして徐々に傾斜も上がってゆく。舗装された道から岩の道へと変わり、登山らしくなってきた。そこでなんと5~6歳の小さな子供に出会った。小さな身体を満遍なく使い、必死に一歩一歩登っていく姿は、たくましく、微笑ましかった。結局その子とは、姥ヶ岳の山頂付近まで行動を共にした。頑張っている子供を尻目に抜かすのは気が引けた。  姥ヶ岳を登頂し、次は月山を目指した。山頂付近ではごろついた岩が増え、落石も注意する状況になった。とくにこの日は一般の方々もたくさんいて、特に警戒せねばならなかった。また雪もちらほらと見えるようになっていった。

 そしてようやく山頂に着いた。さあ、良い景色が見える!ところがどっこい。山頂の周りは神社で囲まれており、残念ながら山頂からの眺めを見ることはできなかった。山頂には神が宿ると考えられていたのだろうか。山頂に神社はよく見られる。山頂に神社を建立するのは並大抵の苦労では無いはずだ。そうした深い信仰を身をもって感じることができるというのは貴重な経験だ。これは日本の山ならではの魅力ではないだろうか。

 その神社を後にし、少し下ったところで食事をした。そして下山を開始した。下山時は岩の形で足を捻りかけたことが私は何回かあった。上級生はそんな様子は全くなく上手く歩行していた。私も経験を積めばそのようになるのだろうか。麓につく前には、今後のために読図の練習をした。地図が読めることは山を登るものにとっての必須スキルだ。一年生は上級生に今回は教えてもらったが、来年は自分たちが教える番だ。そうやって経験、知識は脈々と受け継がれてゆく。

 出発地点へと戻ってきた。


 月山を登ってみたが、今度は冬に行きたいと強く思わせてくれる山だった。冬以外なら紅葉のシーズンである今こそ最高だ。そういう意味でいい時期に来ることができたんだ。(畑記)


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