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鳥海山初夏合宿(2018/06/15~17)

参加者:CL網野(3)、SL松坂(2)、小林(2)、荻野(2)、杉森(2)、星川(2)、室田(2)、青柳(1)、須田(1)、山本(1)、木下(1)、亀岡(1)、中村(1)、一色(3)、グリゴリ(D1)、安(3)

1日目

17:30 片平集合→18:30 片平発→22:30 鉾立山荘幕営→23:00 就寝

天候:雨

 移動日当日、あいにくの雨により部員たちのモチベーションはダダ下がりであった。萎える気持ちを無理やり奮い立たせ、ザックとギアをレンタカーに詰め込み鳥海山へ向かった。

 鳥海山の麓は雨が降っておらず、安心して前夜泊を行うことができた。

2日目

06:00 起床→07:00 鉾立山荘発→09:00 御浜小屋→09:50 七五三掛→10:50 千蛇谷下部 幕営装備残置→11:10 訓練開始→16:00 訓練終了

→16:10 千蛇谷下部 幕営→20:00 就寝

天候:曇り時々濃霧一時雨

 無事前夜泊を終えて早朝テントから出てみると、あたり一面は深い霧に包まれていた。深夜に予期せぬ雨が降ったためテント本体が少し濡れてしまっていることもあり、先日と続き少々幸先の良くない初夏合宿となった。入山し、深い霧の中しばらく石畳と雪渓混じりの道を進むと御浜小屋に着いた。霧により鳥海湖が見えないだけでなく雨も降り始め、厳しい時間が続いた。旧道で七五三掛を下ると少し急な雪の斜面があり、アイゼンを履いてトラバースした。その後すぐに千蛇谷の雪渓に乗り移ることができ、適地にて幕営装備を残置した。千蛇谷の比較的落石の少ない斜面で、ツボ足やアイゼンでの歩行練習や滑落停止訓練、支点工作などを行った。去年の石転び沢と比べると落石もなく傾斜も適度で、雪面も比較的きれいという雪訓のためにあるような場所に感じられた。その後幕営装備をデポした場所に戻ってテント設営し、鳥海山にちなんでタンドリーチキンを料理した。野菜の水分が多くチキンカレーのようなものになってしまったテントが多かったようだが…。(結海記)

濃霧の中、賽の河原を進む

3日目

03:00 起床04:30 出発04:40 千蛇谷適地 雪上訓練開始05:10 雪上訓練終了 06:25 新山山頂08:20 千蛇谷適地 雪上訓練開始12:10 雪上訓

練終了12:20 幕営地 幕営装備回収12:35 発13:35 御浜小屋14:40 下山19:45 片平 着

天気:晴れ

 合宿二日目は歩行訓練を兼ねた新山へのアタックと雪上ロープワークという内容だった。まず新山へのアタック前に昨日と同じ斜面で歩行と滑落停止の復習をした。昨日とは違ってって固く締まった雪だったため,雪質の違いによる歩き方の違いなどを分かってもらえたかと思う。

ロープワークの様子

 訓練も早々に終わり今度は雪渓をつめて新山を目指す。この頃からさっきまでかかっていたガスが抜けて晴れてきた。雪渓上では適宜指導をしながら進んでいった。雪渓をつめたら今度はガレ場・岩場の登りとなるが,新山手前には両側を岩に囲まれた場所があったりと中々変化に富んでいて楽しい。そうこうしているうちに新山頂上についた。山頂はとても狭かったがそこからは360度大パノラマの景色を一望できた。眼下には雲海が広がり,はるか遠くの方まで見渡せ,まさに絶景という感じだった。しばらく景色を堪能した後,新山を下り,千蛇谷の訓練予定地に戻った。その後の雪上訓練ではビレイ,スタカット,懸垂などのロープワークを行った。このロープワークは一年生にある程度の流れを分かってもらうという目的のほかに,今後リーダーとなる2年生がしっかりとできるようにするという目的もあった。結果的に4時間ほどロープワークを行ったが,一年生も大まかな流れをつかむことができたと思うし,2年生も実地でのリードやビレイの流れをしっかりとつかむことができたと思う。

鳥海山をバックに

 去年の石転び沢での初夏合宿では山頂も踏めず,ひたすら訓練といった感じだったのでつらかった記憶があるが,今回は山頂も踏めて尚且つ天気も良かったため,とても楽しい山行だったと思う。 (室田記)

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