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冬合宿(2018/12/27-28)

参加者:CL網野(3)、SL北野(4)、見原(4)、松坂(2)、小林(2)、荻野(2)、杉森(2)、星川(2)、室田(2)、青柳(1)、亀岡(1)、須田(1)、山本(1)、一色(1)、木下(1)、山村(1)

12/27

天候:雪ときどき吹雪

04:00 片平、集合

04:45 出発

07:45 網張温泉

08:30 入山

11:30 鎌倉森

12:00 犬倉山

13:45 950m付近、幕営

14:30 雪上訓練開始

15:30 訓練終了

21:00 ビバーク訓練開始

24:00 ビバーク訓練終了

24:15 就寝

 鎌倉森は積雪期にしか登れないような山で展望が良く、地元民に人気とのこと。いざ入山してみるとすでに何本かのトレースがあった。明瞭な尾根を2ピッチほど登ると雪庇帯で、もう少し登ると山頂についてしまった、あっけない。お隣犬倉山に登るも、ガスっていてどこが山頂なのか良く分からない。とりあえず記念写真を撮り、来た道を引き返し、幕営。

 泊まりの山で目的のピークを踏んだ後は晩御飯くらいしか楽しみが無い。晩御飯の出来というのは非常に重要で、特に米が上手く炊けるかにそのすべてが掛かっていると言っても過言ではなく、芯飯でも炊こうものならその後山のたびに「○○の芯飯」などとぶり返される。その責任重大な米炊きをこの日は見原さんが担当。途中で米をかき混ぜるという離れ業まで披露し、美味しく炊いてくれた。これが上級生の貫禄というやつか。

 冬合宿では毎年朝までビバーク訓練を行うそうだが、今年は雪が少なくまともな半雪洞が作れなさそうだということで9時から12時までの3時間だけに。何をして時間をつぶそうかと考えていたが、訓練がはじまるとその日の疲れからかすぐ寝てしまい、気がつくと終了30分前。一緒にくるまっていた網野さんは、心も体も冷え切った様子で一言、「全体重かけてきて重かった」。同じ雪穴で震えて育まれる絆というものは存在しないようだ。(須田記)

米をかき混ぜる見原さん

12/28

天候:曇り時々吹雪

0600 起床

0715 雪上訓練開始

1200 訓練終了、撤収

1300 出発

1400 網張温泉、下山

 年に五回ないし六回ある合宿には、ほぼ全ての部員が参加し普段あまり同じ山に行かない人とも行動を共にできる。今回は予定していた部員は全員参加しており、本来ならばとても楽しいはずのこの冬合宿だったのだが、この日の私は前日の15分ほどのラッセルと3時間弱のビバーク訓練で疲れており、あまりやる気が出ていなかった(情けない)。しかし下山日だったので、網張温泉のことを考えなんとか朝ご飯をかきこみテントの外に出た。

 雪訓メニューは雪崩捜索、雪上ロープワーク、積雪観察、ピットテストだった。ロールプレーで行った雪崩捜索訓練は複数埋没を扱い、実地での経験をつむことができた。ロープワークはスタッカット、トラバース、懸垂を行い今までの合宿で練習してきたことの確認をすることができた。積雪観察ではピットを掘り、観察をした。実際に雪を見てみると、普段roomの講義でのすけさんがおっしゃっているような様々な種類の雪があった。また、北野日奈子推しの4年の先輩がピットテストをすると、弱層の部分からきれいにずれてみんな感心していた。しかしよく考えれば恐ろしいことである。雪崩には合わないことが最重要であり、そのためにもこのような知識が必要なのだと強く感じた。

 雪訓後はテントを撤収し、少しルート取りに迷うこともあったが問題なく下山した。楽しみだった網張温泉は期待以上のいいお湯で、雪の中入った露天風呂でのんびりと温まった。男湯から聞こえてくる部員の声を聞きながら自分もあゆと話して、話相手のいる幸せを感じた。

 今回は天候の影響で予定していた岩手山に登ることはできなかったが、訓練をきちんとできていい冬合宿になったと思う。岩手山登頂は二月にまたリベンジしたい。(亀岡記)

雪上訓練の様子。今までの合宿で身につけたことを復習した。

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