1月28日日曜日
参加者:CL見原(3)、SL千田(3)、安(3)、荻野(1)、小林(1)、杉森(1)
天候:快晴、気温:-5℃程度
04:20 片平、出発
07:00 大丸駐車場
07:20 入山
08:10 峠の茶屋
10:00 峰の茶屋
10:40 茶臼岳
11:05 峰の茶屋
11:45 峠の茶屋
12:50 大丸駐車場、下山
強風下でのアイゼン歩行を練習することを目的として、この山行は計画された。と言うのも、那須茶臼岳直下の峰の茶屋は、『山岳気象大全』において「那須連峰の強風」としてコラムになるほど特異な風が吹くことで知られているのである。すなわち、周辺の地形的要因により風が収束し、冬型の気圧配置の時はもちろん、通常、絶好の登山日和になると思われるような移動性高気圧の通過時にも強風が吹くのである。しかし、我々が行ったこの日、風ほとんど吹いていなかった。7時に登山口についた時こそ風は強かったが日が昇るにつれ風は収まり、峰の茶屋では無風。山頂でも多めに見積もっても最大で風速5m/s程だったのではないか。
そんな天候も相まって、山は登山者で大賑わいであった。山で「こんにちは」といったのは数か月ぶりである。しかるに、樹林帯もラッセルすることなく通過でき、その分の時間でたっぷり1時間かけてピットテスト及びシャベルコンプレッションテストを行った。積雪層の形成時期を同定できなかったのは反省点である。樹林帯を抜けたところでアイゼンを履き、山頂を往復した。特に危険個所もなく、風がないことを残念に思った。下山途中にはビーコン捜索の練習をし、予定通り下山した。
ピットテストの様子