メンバー:CL鈴木3、SL長谷川3、長澤3、発地3、見原2、安2、大橋2、網野1、Tom1、Falk1、永田M1
八甲田山1日目
0300片平集合
0820入山
1100仙人岱ヒュッテ テント設営
1230硫黄岳 雪上訓練開始
1530テン場着
1900就寝
天気:曇り
入山時は曇っていたが訓練時には晴れ渡っていた。風はなく気温は-5℃ほど。二年生はワカン、他の隊員はスノーシューを履いて入山し、トレースをたどりながら夏道を登って行った。上級生で下級生を挟む隊列で、歩き方を随時教えながら進んだ。仙人岱ヒュッテ到着後、鈴木、発地、安は硫黄岳南斜面で雪崩捜索訓練の準備、そのほかは隊に分かれて小屋付近にテントを設営した。不慣れな隊員が多かったためか多くの時間を要してしまった。その後合流して雪上訓練を開始した。雪崩捜索、ダイナミックビレイ、スタカットの訓練をした。訓練終了後、鈴木、安、大橋、網野は訓練としてコンテをしながら、そのほかの隊員は普通に幕営地まで戻った。
二日目
A隊
0530出発
0705大岳
0810避難小屋
0825撤退
0835避難小屋
B隊
0600出発
0740小岳
0830仙人岱
1000大岳
1050避難小屋、A隊と合流
1120避難小屋発
1300夏道合流
15:30下山
11時ごろまでガスで視界が50-100mほどであった。森林限界を抜けると15-20m/sの強風であった。
A隊:鈴木、長澤、見原、網野、Falk
出発してから大岳南斜面の森林限界までラッセルが続いた。大岳、避難小屋着が予定より遅れていたため井戸岳ピストンに目標を切り替えた。しかし井戸岳を登行中、強風によりこれを断念。避難小屋にてB隊を待つことにした。
B隊:長谷川、発地、安、大橋、Tom、永田
撤収に手間取り予定より30分遅れて出発した。遅れから隊全体が焦り標識を見逃すというイージーなミスをしてしまった。また隊員1名の頭痛(すぐに回復した)を考慮して高田大岳には行かず小岳までで引き返した。小岳付近で凍傷を警戒し装備を整えた。ラッセルは深く5分ずつ交代して行った。その後大岳を経由して避難小屋に行き、A隊と合流した。
合流後は計画書通り1206mのピークを目指して進んだが、腰ほどの雪や藪などに阻まれて思うように進まなかった。そのため北にある夏道に合流して、それをたどり下山した。日没まであと少しというヒヤリとさせられる下山となった。