2016/09/02 槍ヶ岳北鎌尾根敗退

February 10, 2017

著者

9月2日~6日

参加者:CL千田(2)、SL安(2)

9月2日(移動日) 高速バスにて仙台から新宿を経由し安曇野穂高。穂高駅近くの公園に幕営。

9月3日 06:00起床→08:00穂高駅発→09:00中房温泉登山口→09:10入山→11:40合戦小屋→12:40燕山荘、幕営→15:20燕岳→18:30就寝

9月4日 03:30起床→05:00出発→05:35蛙岩→07:25大天荘、幕営→19:30就寝

9月5日 08:30出発→09:00大天井ヒュッテ→09:20貧乏沢入口→10:40二俣→11:40貧乏沢出合→11:50偵察→13:00幕営→18:00就寝

9月6日 03:30起床→05:10出発→05:25貧乏沢出合→06:40二俣→07:55貧乏沢入口→08:50赤岩岳→09:30西岳ヒュッテ→10:13水俣乗越→11:00大曲→11:50槍沢ロッジ→15:25上高地→松本で1泊後、帰仙

 

1日目

 07:15発の高速バスでバスタ新宿を経由して安曇野穂高へ向かう。山へ行く興奮とバスを乗り過ごす不安で一杯になり前夜は一睡もできず、おかげで目的地まで寝っぱなし。穂高駅近くの公園は一面芝生でテン場としては満点だったが、駅のホームで青春している高校生カップルがうるさい。あんな青春じゃなかったなぁ。

 

2日目

 

天候:晴れのち曇り

 土曜日ということもあって、穂高駅前の中房温泉行バス停はバス到着時20人ほどの列ができていた。前から4番目くらいに並んでいたにも関わらず後続が先に乗車するという謎の現象が起き、バスは満員になる。結果的に僕らは増便に乗った。

 宮城ゲートから中房温泉までの道のりは、今年の1月に冬期封鎖により4時間かけて歩くという苦行を経験していたため、20分程度で行けることに感慨を覚えた。合戦尾根は流行りの恰好をした山ボーイ・山ガールで溢れており、登山ブームを実感した。特に山ガールに関してはレベルが高く、僕史上最もかわいい山ガールに出会う(すれ違う)ことができた。

 時折射す日光が暑かったが、上部はガスに包まれており、快調に燕山荘まで進んだ。すでに残り数張となったテン場にテントを設営し、ガスが切れるのを待って燕岳に向かった。

 この日の夜の気象情報では北鎌尾根に取り付く日に台風13号が北アルプスを通過する予報であったため、翌日の行動は大天荘到着時の情報を見て決めるとこにした。

 

3日目

天候:晴れのち雷雨

 朝から良い天気で、朝日に照らされる槍ヶ岳が美しかった。燕山荘に泊まっていた登山客のほとんどは合戦尾根を下ってしまうようだ。実際大天荘までですれ違ったのは2パーティくらいで、静かな稜線歩きを楽しんだ。

 大天荘到着後、小屋に掲示されてる気象予報と携帯での情報を確認すると前夜の予報より台風13号は遅くなっていたが、翌日の午後から天気が崩れそうだったため台風の通過を待って北鎌尾根に取り付くこととし、2日間の停滞を決めた。

 朝7時に、快晴の中、他が出発するのを横目に見ながら、テントを張る。潔く停滞を決めたとはいえ、他人の目が非常に痛かった。「あの人たちこんな天気で何やってんだろう?」絶対にそう思われていた。終いには恥ずかしさに耐えきれず、千田に話しかけている体で、他の登山客に聞こえるように、現在の自分たちの状況を説明しだす始末。本当にこの決断は正しいのだろうか。そんな不安もますます大きくなっていった。

 午後になると黒い雲が沸き上がり始め、夜には激しい雷を伴って大雨が降りだした。ほらな、思った通り。天上沢まで下りてたら増水でやられてたかもな。判断は正しかった。そう心の中で自分に言い聞かせながら、眠りに就いた。

 

3日目

天候:晴れのち雨

 テントに差し込む朝日で目が覚めた。外は快晴。停滞を決め込んでいた心が一気に揺れ動く。どうやら千田も同じらしい。急いで気象情報を確認した。すると台風13号は前日の予報よりもさらに遅くなっており、後半になるほど台風と前線の影響で天気が悪くなるのは明らかだった。今日中に北鎌沢出合まで行き、アタック日とその翌日の天気が期待できれば北鎌尾根に取り付こうと2人で話し合った。

 テキパキと出発の準備を済ませ、貧乏沢へ向かう。貧乏沢源頭から出合までは踏み跡が明瞭でルーファイには苦労しなかったが、昨日の雨で岩が濡れていて歩きづらい。しかもいい感じに体が汚いため大量の虫が集ってくる。厚かましい。半ギレになりながらも、なんとか天上沢まで下りた。北鎌沢出合近くによく整備されたテン場跡を見つけ、そこに幕営した。

 

4日目

天候:雨のち晴れ

 昨日の夕方から降り出した雨は、朝になっても降り続いていた。ラジオの天気予報も今後の天候の悪化を伝えていた。ここで僕たちの敗退が決まった。必ずリベンジすると誓って下山した。

 

 

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