参加者:CL星川(3)、SL松坂(3)、木下(2)
7月20日
天候:晴れ一時雨
0400 片平集合
0430 発
0505 入山
0540 新人ルート取りつき、登攀開始
0915 P2、登攀終了
0955 白壁懸垂終了
1005 小ハングルート、アブミ練習開始
1200 アブミ練習終了
1220 下山
9月に行う予定であった前穂高岳登攀に向けた予備山行第一弾、鎌倉山新人ルート(右ルート)と小ハングルートに行ってきた。真夏ということもあって、取り付きに着いた時点で汗だくだった。着々と蚊が集まってくる取り付きにビレイヤー二人を残し、リードを始める。鎌倉山は相変わらず蚊が多い。1ピッチ目は草付きと、とげとげした松だけで、もはやクライミングではない。2ピッチ目はトラバースだがほぼ一般道だ。2ピッチ目終わりから少し歩いて、3ピッチ目は簡単なフェースと支点が腐ったトラバース、最後は少し濡れた岩を降りるという内容で少しヒヤッとした。4ピッチ目は濡れたチムニーを登っていくのだが前日の雨の影響かびちゃびちゃでぬるぬるしていた。さらに海の岸壁にいるフナ虫みたいなやつがうろちょろしていて気持ち悪い。支点はしっかり取っていたのでもう少し上まで行ってみようかとしたが手と足が滑り、1mほどフォール。仕方なくチムニーを右側の土の道を通って巻いた。チムニーの上で合流し、左にトラバースするのだが、支点がとれないためひやひやしながら四つん這いで抜けた。かっこ悪くて恥ずかしかった。5ピッチ目は半分登山道だったが落ちると危ないのでロープを出した。6ピッチ目は薄被りのフェース、核心部分だけ支点がしっかり打ってあるので少し安心できる。少し上のほうにあるガバに気づいてしまえばあとは簡単だ。気づくまで苦労したが…。薄被りを超えるとロープが引っ掛かって出にくくなったので、一旦ピッチを区切ったが、7ピッチ目はほぼ歩きだ。
新人ルートが終わると白壁を懸垂下降して今度は小ハングルートに向かう。事前にアブミの使い方は調べてはいたが、実際使ってみるとうまく休めず、すぐに腕が疲れてしまう。しかし3回も練習すれば、レストの仕方も多少は様になりほぼ疲れず登り切れるようになった。3人もいればコツが見つかるのも早いということだろう。
小ハングルートでアブミ練習中の松坂