槍常念縦走

0330 起床

0500 笠ヶ岳山荘、発

0550 抜戸岳

0950 双六小屋、幕営

1140 双六岳

 

2日目。この日も晴れていた。テン場と小屋が少し離れているので、朝トイレに行くのがだるかったが、定刻通り出発した。双六小屋まで雲一つない快晴で、傾斜も緩かったため、非常に快適な山歩きを楽しむことができた。双六小屋でテントを張り、一息ついてから双六岳に向かったのだが槍を目の前に景色が綺麗だったのと、時間が有り余っていたので山頂に一時間以上いた。最初は30分くらいの予定だったが、30分しても「まあまだいいか」みたいな空気があったため、なし崩し的に1時間になった。それぞれ写真を撮ったり絵をかいたり寝たり電波に触れたりして、思い思いの時間を過ごすゆるい一日となった。 (山本記)

 

 

 

 

 

                            双六岳山頂にて

9/8(3日目)

天候:晴れ

0300 起床

0430 発

0505 樅沢岳

0625 左俣乗越

0850 槍ヶ岳山荘

0925 槍ヶ岳

1015 槍ヶ岳山荘

1240 水俣乗越

1350 ヒュッテ西岳、幕営

 

午後の天候が崩れる可能性があったため、起床時間を30分早めた。順調に進み、‪1時間ほど巻いて槍ヶ岳山荘に到着した。槍ヶ岳では少し長めに休憩を取った。山頂は多くの人で賑わっていた。その後も順調に進み、約‪1時間巻いてヒュッテ西岳に幕営した。

 

未明。ニワトリの鳴く声がする。うるさい。不思議と農場独特の臭い匂いがしない。いや、いまはテントの中にいるのだ。そんな匂いがするはずがない。今の時刻は?時計を見るとAM3:00。そうか、今日は台風の影響で起床を30分早めたのだ。先ほどのニワトリの鳴き声は山本さん(20代・男)のスマホのアラームなのであった。だんだんと脳みそが覚醒してくる。胸ポケットからヘッドライトを取り出し、点灯。むむ、眩しすぎる。朝食のメニューは覚えていない。ただお腹がやけに膨らんで苦しい。だが、そんなことに構ってる暇はない。すぐ出発だ。

1ピッチほど進むと、何度となく誌面などで見た樅沢岳からの槍ヶ岳を眺め、みな感動する。思わず感嘆の息がこぼれた。

「これが縦走の醍醐味だよな」誰かが言った。誰かは覚えていない。お腹のせいだろう。

西鎌尾根は4ピッチほどなのだが、前半の3ピッチはたおやかな尾根が続き、ずっと展望の効くとても快適な縦走路である。ラストの1ピッチは、槍ヶ岳の肩への急登が続く。みるみるうちに近づいてく槍の穂先を眺めながら、高度感に酔いしれていく。僕は以前荒天の時に槍ヶ岳に来たことがあるが、その時は何に登っているのかが分からなかったが、今回は明確にわかる。山頂、目指すべきものが見えるというのは精神的に非常に楽になる。ただひとつの目標に向かってひたすら進む。余計なことはなにも考えなくていい。この瞬間がたまらなく好きだ。

9:20。穂先に立つ。こんなに晴れてていいのか、というくらいの快晴。皆、思い思いに記念撮影をしたり景色を眺めたりしている。僕はというと、北鎌尾根、子槍孫槍、穂高、大キレットへ続く縦走路を目で追いながら無意識に今後の山を考えたりしていた。もちろん、記念撮影もしましたよ?ついでに祠の下に落ちていたお賽銭を拾っていた遠藤も激写してしまった。

肩に降りた後、東鎌尾根に入る。西よりは岩稜感が強めの尾根である。ハシゴや鉄の橋みたいなのがあったが、そこまで怖いという印象はなかった。ひたすらお腹が膨らんで苦しかったのである。さらに標高を下げると、花粉症の症状が出てくる。劔でも見られた症状である。薬を持ってこなかったのは自分の失敗でしかないからペーパーで鼻をかみつつ、我慢するしかないと思った。今日は1番行動時間が長い日らしい。西岳の登りが案外きつく、着いたと思ったら登り、着いたと思ったらハシゴを繰り返す。いやがらせかこれは。いや山あるあるである。体力的には余裕があったが、精神的には参った状態でヒュッテ西岳に到着。横になった状態が腹痛くんにとっては1番機嫌がよいらしいのでテントを立てて、茶しばきをしたあとはマットを広げてごろんした。お腹が痛いのにトイレ代がテント代に含まれていないことを聞き、かなり落胆した。しかし、ここはケチるとこではない。結局この日の夕方から次の日の朝にかけて私はこの小屋のトイレの料金箱に、松屋であれば牛丼の大盛りが食べられるくらいの金額をつぎ込むことになる。(福田記)

 

9/9(4日目)

天候:雨のちガスのち晴れ

0500起床

0630発

0930大天井岳

1150常念小屋、幕営

 

3時半に起床して数秒後、「雨が降っているから起床を1時間半遅らせます。」の声を聞き終わると同時に二度寝した。山で2度寝できる幸せ。5時に起きると雨も弱まっていたため出発した。時折弱い雨がぱらついたものの収まり、後半は晴れ常念小屋につく頃には快晴となっていた。大天井ヒュッテの看板には読み仮名が振ってあったが、なぜか読み方が統一されていなかったのが滑稽に感じた。この日は行動時間が6時間40分と短い上、更に道中も問題なくスムーズに進み、1時間30分巻きで到着したため非常に短く感じた。短すぎてあまり印象に残っていない故、山行記もこの短さと内容の薄さである。ただ常念小屋のトイレの汚さは非常に印象に残っている。多分「深淵」という言葉を辞書で引くと常念小屋のトイレの画像が出てくると思う。(遠藤記)

 

 

9/10(5日目)

天候:晴れ

0330 起床

0500 発

0600 常念岳

0910 蝶ヶ岳ヒュッテ

1200 徳沢園、下山

 

 縦走最終日のこの日、ここまでがあまりに楽しくて終わってほしくないな~下山したくないな~という気持ちを三年ぶりに感じていた。朝焼けを見ながら常念岳を登る時、景色のいいところで止まってみんなで朝日を見たいな、と思ったがだらだらしていると後で怒られそうなので普通に進んだ。写真を撮りたかった人たちには本当に申し訳ない。常念の下りでは、まだ全然終わりではないが縦走楽しかった…としみじみしてしまった。その後も順調に進み、みんなで色々な話をしながら徳沢に下山した。

ところがこの縦走は、実は上高地に下山するだけでは終わらないのである。私は幼少期から家族で上高地によく行っていた。そこでの思い出は本当に楽しいもので、私の山の原点と言っていいほどの地である。今回はそんな私のわがままで、下山後には上高地にある日本山岳会上高地山岳研究所(通称さんけん)にみんなで一泊しようということになっていたのである。私が計画変更で気分を落ち込ませていた時も、CLが常念行ってみんなで上高地に泊まろう!と言ってくれたおかげで元気になれたし(本当に単純な人間なのです)、さんけん泊はこの計画の重要なパーツなのではないかと思っていた。そんなわけでその日はみんなで小梨食堂のおいしい夕飯を食べ、さんけんで伴奏付きの子守唄を聞いて上高地での夜を楽しんだ。

今回の縦走は天候にも恵まれ、本当に楽しいものだった。楽しみにしていた縦走が終わってしまってさみしいが、後期もこの思い出を糧に頑張ろうと思う。

(亀岡記)

 

 

空がきれいな常念山頂

 

槍常縦走総括

 

仙台も寒くなってきて、朝には学食で熱々のコーヒーを入れないとやっていけない季節になってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 

ところで、「コーヒー」って冬の季語っぽいですよね?でもググって見たら違うんです。無季語らしいんですよ。でも僕の中では冬の季語です。

そんな感じで、「しまなみ海道縦断」は春の季語ですし、「北ア縦走」は夏の季語です。

「夏はポケモン!」じゃないんです、「夏は北ア縦走」なんです。

 

北アが好きです。

去年の北ア縦走は、撤退したり台風が来たりの災難続きで、山と勝負している感があり、室堂に着いた時は感無量でした。

そして、今年は全体的に無風快晴(台風18号の影響はありませんでした)で「山の良さ」にどっぷりと浸かった北ア縦走で、ある意味ゆるふわ山行でしたが、メンバーに恵まれ、充実した山行になりましたね。

前期は天気が悪かっただけに、今回一年生が報われて本当に良かったと思います。

 

そして頼りないCLを支えてくれた隊員にも感謝したいです。ありがとう。

 

現在訳あって休部していますが、来年の夏にはまた北アに行きたいですね。

ありがとうございます。(青柳記)

 

Please reload

This site was designed with the
.com
website builder. Create your website today.
Start Now