参加者:CL松坂(3)、SL亀岡(2)、木下(2)、遠藤(1)、野下(1)
8/12
天気:晴れ
0400 BC発
0620 剣山荘
0740 前剣
0935 山頂
1230 剣山荘
1305 BC着
朝4時に真砂沢BCを出発し、薄暗い中登山道を行き雪渓に出る。ここでアイゼンを装着し、さらに進んでいく。雪渓を登っていると、背中から光が差し込んでくる。振り返ると朝日が顔を出しており、今日は快晴であるということを伝えていた。気分よく登り続け、あっという間に剣山荘に着いた。そしてここからが一般登山道最難関と噂の別山尾根ルート本番だと気を引き締めた。山荘を出て少しすると鎖場が出てきた。出たな、と思い慎重に進むが意外とあっさり、というか鎖要らないんじゃない?という感じで通過した。なんだか拍子抜けしながら進み、2618mピークに着くと、目の前には見事な山が青空を背景にそびえ立つ。これが剱岳なのかと一瞬錯覚するほどの堂々とした佇まいであったが、これは前剱である。前剱の眺めを楽しみながら進み、登ると今度こそ剱岳が見えてきた。(正直前剱の方が格好良かったなんてことは口が裂けても言えない)そして高度感のある鎖場が連続する。因みにここら辺から少し渋滞に巻き込まれた。落ちたら本当に死ぬんだろうなということをぼんやりと考えながら待つ。いざ自分の番になるとまあ怖い。特に7番の鎖場(平蔵の頭)は怖かった。が、年配の方がすいすい登っていくので、自分も別に大したことはありませんよと怖さを顔に出さないように通過する。その後、かの有名な蟹のタテバイを通過し、山頂に着いた。山頂からの展望は見事の一言に尽きた。山岳部に入って良かったなと実感した。それほどの圧巻の景色だった。帰り道、平蔵谷を駆け下りたい誘惑と戦いながら、来た道を戻る。緊張感のある場面が多かったためか、最後の方は肉体的にも精神的にも疲れた。しかし、剱岳に行ったからには是非とも別山尾根は登るべきだとは思う。終わった後だから言えることなのかもしれないが、岩場の歩行の良い練習になるし、何より非常に楽しかった。後日に行く他のコースへの期待が高まった。