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北東北の径と渓(2018/09/23~26)

・井戸沢

9/23

参加者:CL荻野(2),SL松坂(2),杉森(2),中村(1)

天候:晴れ

0500 田代平キャンプ場

0510 遡行開始

0615 小滝沢出会い

0900 二又(830m)

1255 遡行終了

1420 登山道復帰

1615 酸ヶ湯温泉

 薄明りの中を出発し、足の感覚を慣らしながら木漏れ日の中を進んだ。予期せぬ分かれ道に惑わされ、目線の高さに枝を伸ばす立木に苛まれ、高巻きしようとした斜面は急で滑りやすく、丸くなった岩場から上の藪に移ろうとして足を滑らせて膝を打ち、数10m藪を漕ぎ、その他諸々苦労はあったが、視界が開けてきて岩場が現れてからは、全身を使って岩を登って行く楽しさを堪能した。沢が消えると突然草原が目の前に広がり、一つ向こうの峰には目印の山小屋が見えた。ただ、そちらに向かう道には藪があり少々遠回りである為と、目の前の峰に踏み跡があった為、そちらへ進んだ。悲しむべきことに踏み跡は途中で消失し、1時間程藪を漕ぐ羽目になった。かなりの疲労はあったが、有意義で貴重な山行だった。(中村記)

遡行を楽しむ

 

・白神岳

9/25

参加者:CL荻野(2),SL松坂(2),杉森(2),中村(1),亀岡(1)

天候:曇りのち晴れ

0600 十二湖駐車場入山

0755 大崩山

0915 大峰山

1140 白神岳、泊

 朝、目が覚めると空は曇っていた。前日の夜はキャンプをして、みんなで色々な話をしていたため少し眠かったが、朝ご飯を食べ白神岳に向かった。この山で、一年生は初めてトップとして歩いた。私は井戸沢には行けなかったため元気が有り余っており、速く歩きすぎてしまった。

 しばらく歩みを進めると、段々と藪が濃くなってきた。普通に歩いているだけでも服が濡れ、少し不快だった。倒木も多く、ぬかるみと藪の連続だったので、世界の白神山地とはいえど、東北の山だなあと感じた。しかし、左手は世界自然遺産の白神山地であり、マイナスイオンのようなものを感じることができたような気がする。道はよくなかったが、結果的には二時間以上巻いて山頂に到着した。

 しかし、私たちはここで記念写真を撮り損ねてしまった。今回最大の反省なので、次回以降気を付けたい。その後はこの登山の目的であった美しいサンセットを見て、きりたんぽを食べて眠りについた。

日本海とサンセット。雲があるのもまた一興。

 

9/26

天候:

0400 起床

0515 白神岳

0610 マテ山分岐

0735 白神岳登山口、下山

 この日は朝少し早く起き、早めに出発した。道は前日と違いよく整備されており、日本海に向かって下っていくのはとても気持ちのよいものだった。登ってきた十二湖からの道を利用する人は少ないようだ。順調に下り、かなり早く駅に着くことができた。帰りに乗った五能線は、鉄道ファンにとても人気な電車らしかった。確かに、結構かわいい車両だった。鉄道好きな先輩のために写真を撮る人もいた。駐車場まで戻り、下道を使ってのんびりと帰仙した。

 今回私は初めて白神山地を訪れた。想像よりもずっと山深いところだったが、沢でも山スキーでもおもしろそうで、今後も色々な登り方で楽しみたいなと感じた。また、今回は1・2年生だけのパーティーだったこともあり、普段はしないような話をすることができてとてもよかったし、山をとても身近に感じられた。来年以降は私も計画者として、このような山行を立てようというモチベーションが高まった。(亀岡記)

日本海に向かって下る

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