2016/12/24~28 蔵王冬合宿

March 18, 2017

 

12/24~12/28蔵王合宿

メンバー:CL鈴木3、SL長谷川3、発地3、千田2、見原2、大橋2、安2、大村2、網野1、常田4

 

12/24(土) 曇り

1210 スノーパーク出発

1440 清渓小屋上部のエコーライン

1530 清渓小屋、テント設営

2000 半雪洞作成

2050 就寝

 

スノーパークで小屋の鍵がないことに気づいたので、小屋係(千田2)と上級生一名(常田4)に一度自宅へ帰ってもらい、八名が入山した。積雪はかなり少なく(スキー場で地面が見えていた)、井戸沢を超えられるか懸念されたためエコーライン経由で小屋まで歩いた。道路も所々見えていた。雪はそこそこ滑る雪質だったがツボ足で大丈夫だった。この日は小屋周辺の樹木の下方に半雪洞を掘りビバーク訓練を行った。筆者は下界での練習から下半身が厳しいと知っていたので最初からエマージェンシーシートを下半身にまいた。予想以上に寝れたがそれも12時まででそのあとは必死にろうそくの火を見ながら時間が経つのを待った。02:00頃、冷え込んできたため厳しそうだった網野1と、付き添いで長谷川3がテントへ戻った。ビバーク終了の時間となったとき皆で叫んで喜んだ。

小屋に入れないためもどかしくも小屋のとなりでテントを張る

12/25(日) 小雪

0430 起床

0740 行動開始、雪上訓練

0945 休憩

1030 再開

1300 終了

1800 就寝

 

04:30に起床しテントに戻って朝食後、ビバークの疲れを取るため1時間ほどシュラフで仮眠をとった。その後、訓練を行った。前半では、①雪崩捜索のコンパニオンレスキューの流れの口頭確認②ラインプロービング③V字コンベアベルトメソッドによるシャベリング④複数埋没者捜索時のビーコン操作⑤ピットの観察⑥ピットテスト⑦チルドテスト⑧シャベルコンプレッションテスト⑨ハンドテストを行った。休憩後、体調の優れない大橋2はテントで休んだ。後半は①支点工作(デッドマン、スノーバー、ピッケル)②搬送(登り、下り、回転、ビレイ)③懸垂下降④フィックス工作(登り)④ダイナミックビレイ(肩がらみ、腰がらみ)を行った。12:45頃に千田、常田と合流した。二人との無線での連絡もとれた。訓練もほぼ同時刻に終了し、この日は小屋に泊まった。

 

12/26(月) 曇り

0430 起床

0650 出発

0750 刈田岳神社

0910 熊野岳

1010 刈田岳

1100 清渓小屋

1200 雪洞作成開始

1500 終了

1830 就寝

 

雪洞にて

お釜

 

 

行動中は−5℃程度。曇ってはいたが視界は良く、風も最大で5〜6m/s程度であった。訓練として、刈田岳神社でスノーシュー・ワカンからアイゼンに履き替え、2パーティに分かれてコンティニュアスで熊野岳へ向かった。熊野岳の下りでは滑落停止の姿勢などの復習も行った。小屋に戻って休憩した後、雪洞を翌日の隊ごとに作成。後烏帽子隊はすぐに藪が出てきたためブロックを積み上げてツェルトを天井に張った半雪洞になったが、不忘隊は沢筋の真ん中にかまくらを作った。小屋で食事を済ませ、清掃をした後、前日体調の優れなかった大橋2は回復していたが念のため小屋に残して、各場所で就寝した。

 

12/27(火) 雨のち雪

【不忘山隊】メンバー:CL長谷川(3)、SL発地(3)、大村(2)、三原(2)、網野(1)

0430 起床

1040 出発

1120 刈田峠避難小屋周辺

1240 杉ヶ峰

1305 芝草平

1400 屏風岳北西1800m付近 幕営

 

前日に作成した雪洞で一夜を明かした。自分にとって初めての体験であったが、心配された崩落や露で濡れるといった自体はなく、ある程度快適に寝ることができた。朝食などを済ませ、出発しようと外にでると、小雨が降っており、一度小屋に入り天候が回復するのを待ってから出発することとした。1030頃になると雨が止み、後烏帽子隊より一時間早く小屋をあとにした。清渓小屋から刈田峠避難小屋までの道のりは、ラッセルが予想されたため、エコーラインに一度出てから夏道をたどるルートを選んだ。エコーラインから避難小屋周辺までの夏道では、うさぎかなにかと思われる小動物のトレースが夏道沿いについており、ルートファインディングの助けとなった。隊員一同、動物のルーファイ能力に驚かされた。杉ヶ峰の付近では樹木がなく起伏のすくない地形があり、視界が不明瞭であったことも重なり、夏道を見失うこともあった。芝草平で幕営しようという案もが出たが、わざわざ分散行動を取っているのだから、後烏帽子隊と合流したくないという意見があり、屏風岳北西の1800m付近を幕営地とした。幕営地では風が強く、寒さに耐えながらテントを張り、風防を作った。

 

【後烏帽子隊】メンバー:L鈴木(3)、安(2)、千田(2)、大橋(2)、常田(4)

0430起床

1130出発

1300前山

1315杉が峰

1345芝草平

1400幕営(1750m付近)

1850就寝

 

前日までの山の状況を見ると後烏帽子岳は①積雪がかなり少なく現行のルートを辿るのは藪が濃すぎて困難であり、②また夏道を辿るにしても屏風岳の東斜面を下るのは27日の積雪・吹き溜まりが雪崩れる可能性があると考えて不忘隊についていく方針とした。また、この日は早朝に小雨が降っており、その後も寒冷前線通過による降雨が見込まれたため、雨に濡れるリスクを考慮してしばらく小屋で停滞し、雨が雪に変わったタイミングで不忘隊が出発した1時間後に出発した。この1時間で小屋の清掃を済ました。刈田峠避難小屋まで直線的に行く予定であったが積雪寡少により一度エコーラインに出てから前山を目指した。先発隊のトレースを完全にはたどらずところどころコンパスを振って進んだ。前山の登りでは−5℃、最大風速10m/s以上程度で大したことはなく、積雪も少ないことからラッセルもほとんどなく隊のペースは快調だった。先発隊に追いつくことはなく屏風岳の西斜面で幕営した。無線交信はうまくいかなかった。

 

12/28(水) 曇り

【不忘山隊】

0430 起床

0635 出発

0650 屏風岳

0740 南屏風岳

0830 不忘山

1030 下山

 

天候:曇り

暗い中で稜線を歩くのを避けるため、少し遅めの出発とした。出発時に後発隊がやってきて、意外にも、すぐ近くで幕営していたということが分かった。その後は後烏帽子隊を抜いたり抜かされたりしながら歩いていき、不忘山と南屏風の間のピークからは細い岩場となっていたため、アイゼンとピッケルを用いて行動した。不忘までの岩場を慎重に歩いていき、山頂で少し長めの休憩を取り、写真撮影などをした。その後も軽快に下山し、白石スキー場で1025頃、両隊が顔をあわせ、タクシーで解散となった。重いラッセルはなかったものの、初めての冬の長期山行であり、下山した時は達成感と安堵に包まれた。来年度へ思いを馳せながら仙台へと帰った。(網野記)

不忘山山頂

【後烏帽子隊】

0430 起床

0620 出発

0650 屏風岳

0735 南屏風岳

0825 不忘山

1015 白石スキー場(下山)、解散

 

朝の支度が早く済んだので10分早く出発した。昨夜の雪が多少積もっていたが、スノーシューを履いて足首程度の積雪であったため苦労しなかった。0630頃不忘隊と合流し、所々休憩箇所で順番が前後しながら進んだ。南屏風岳〜不忘山の稜線の途中でアイゼンに履き替え、岩陵を乗り越えた。皆久々のアイゼンで感覚をとりもどしつつ進んだ。ギアの付け替えには少し時間を要してしまった。この頃、気温は−12℃程度で最大風速は10m/s弱であった。不忘山からスキー場までの下りも特に問題なく進んだ。ロープワークを訓練できるような良い場所は見当たらなかった。白石スキー場も積雪が少なく地面が見えていた。

(大橋記)

 

 

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