参加者:CL松坂(3)、SL室田(3)、杉森(3)
11/30(土) 天候 雪のち曇り
0500 起床
0545 発
0930 高目当 幕営装備デポ
1050 大根下し基部
1520 偵察終了
1610 高目当 幕営
予想に反して下界はまったく雪がなく,実川集落まで車ですんなり入ることができた。集落から送電線の巡視路を通って水晶尾根の上に出る。積雪は踝程度だった。今日はかなり弱い冬型のはずなのに,雪が降っていて風が強く,飯豊の天気の悪さを思い知る。840mピークあたりで巡視路から外れるが,その後も踏み跡が続いており,藪漕ぎはしないで済んだ。高目当あたりに着くと,お目当ての大根下しが姿を現した。これからあの急斜面を登るのかと思うとワクワクする。時間があるので幕営装備をデポして偵察に向かった。高目当から大根おろしまでは細尾根が続いていて,雪が付いたら嫌な感じになるなと想像する。大根下し基部に着くと下から見上げるその急斜面に圧倒された。いざロープを出して偵察の準備に取り掛かる。今回は本番登るであろう裏川側のリッジ上を登った。過去のOBの方々もこのルートで登っているし,というか積雪期はこれぐらいしか登るルートがない。序盤は針葉樹の並んだ急斜面が続き,途中から背丈の低い藪となった。50mロープがほぼいっぱいになるところで区切り,そこから少し上の傾斜が緩くなる地点まで見に行った。そこから上も低めの藪が続いており,やはりここらへんの藪は雪が降ったら全部埋まるのだろうと想像すると,雪崩が非常に怖い場所だなと思った。下りは懸垂下降で降りたが,藪にロープが引っかかり,回収に大幅な時間がかかってしまった。結果的に予定していた時間を過ぎてしまい,また下で待っていた杉森にも心配をかけた。これらは今回の大きな反省である。ササっと撤収して,日没前に高目当にもどる。この頃には天気は回復しており,風は無風だった。
大根下しと水晶峰
12/1(日) 天候 晴れ
0500 起床
0645 発
0855 大山祇神社 下山
前日に偵察を十分おこなったため,今日は下山するだけだった。朝から天気が非常によく,高目当からは水晶尾根上部とその先にある大日岳まで見渡すことができた。順調なペースで進み,2時間ちょいで下山。あっという間だった。
今回の偵察で大根下しまでの水晶尾根の雰囲気,そして大根おろしでの実際の登り方についての情報を得ることができてとても参考になった。やはり冬の水晶尾根は一筋縄ではいかない難しいルートであることを痛感したが,それを乗り越えてやろうという気持ちが高まった山行となった。
高目当から水晶尾根
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