吾妻山縦走

メンバー:L亀岡(3),SL内山(2),田辺(1),武曽(1)


11/19

1700 片平集合

1808 仙台駅発

2100 高湯温泉、幕営


 西吾妻縦走は昨年度立っていたが実施されなかった計画だ。去年の後期はいろいろあってたくさんの山が中止になったが、その中でも私が一番行けばよかったと後悔していたのが西吾妻縦走だった。泊りの山行の許可が下りた11月の三連休、せっかくなのでリベンジしようとこの縦走を計画した。

 普段はレンタカーでの移動が多いが、今回は車とタクシーを乗り継いでのアプローチとなった。余裕をもって集合したはずが出発間際にコンタクトを忘れたことに気づき、取りに戻ったらぎりぎりになっていた。山の直前どんなに余裕を持っていてもなんだかんだバタついてしまうのはなぜだろう。帰宅ラッシュで満員の東北本線に大きな荷物で乗り込んだ。福島についてからはタクシーで高湯温泉まで移動した。運ちゃんは高校時代山岳部だったそうで、ちょっと嬉しかった。通行止めの標識裏で幕営し就寝。


11/20

天候:雪

0430 起床

0530 発

0735 賽の河原

0920 五色沼分岐

1135 烏帽子山

1450 明月荘


 思ったより天気が良く、快調なスタートとなった。五色沼まで上がるとうっすらと雪がついており、風もとても強かった。西吾妻はほとんどの場所が森林限界より下なので風の影響はそこまで感じないが、ところどころ木のない地点もあり、そこでは体がよろめくほどの風が吹いていた。そんな中、田辺が風にあおられながら「これですよ!僕の思い描いていた大学の山!楽しい!」みたいなことを言っていたのが印象的だった。来るべくして山岳部に来たんだなとしみじみ思う。烏帽子以降は風雪が強まり、雪もくるぶし程度に深まる。初冬らしい天気にテンションが上がった。稜線上は木道が多く、踏み抜きに多少苦労しつつ明月荘までたどり着いた。

 今年度初めての泊りの山行だったので、一年生は初めての幕営だった。雪で水を作り、鍋を食べて就寝。たくさん歩いて疲れていたためぐっすり眠れた。

(亀岡記)




五色沼にて


11/21

天候:晴れ

0400 起床

0530 発

0745 人形石

0920 西吾妻山

1030 西大テン

1340 グランデコスキー場下山


4時起床。寝ている間に私か武曽が、間に置いていた水タンクを押しつぶしてしまったらしく、テントの床がびしょびしょになっているというハプニングもあったが、朝食の味噌汁餅を食べて意気揚々と2日目に突入である。なお余談だが、味噌汁餅なのに自分のコッヘルに味噌汁の素を入れるのを忘れ、餅と切り干し大根入り白湯を知らず知らずのうちに食していた者もいたようである。

閑話休題。1日目はそうでもなかったが、2日目は天気に恵まれた。

ヘッドライトの光を浴びてキラキラと輝く雪の上を歩いていると、いよいよ太陽のお出ましである。雪原と徐々に青さを増していく空が非常に美しかったのを良く覚えている。文豪志賀直哉はその著書『暗夜行路』の中で、主人公に夜明けの空の青さを「慈愛を含んだ色」と言わせているが、確かにこの明け方の空の青さには、心洗われるようなそんな気がするものである。

そんなことを思いながら、雪の積もった木道についた、動物の足跡を追うように進み、途中読図をしたりしながら人形石、中大テン、天狗岩を順調に進む。途中、メンバーの出身校の校歌や校歌指導の有無などの話で盛り上がった。私は最近、郷土である群馬県の話をしすぎる傾向にあるので、周りからウザがられていないか少々心配である。

それはさておき、いよいよ吾妻連峰最高峰の西吾妻山に着いたが、展望が全然無く、一同苦笑い。雪玉を投げ合う者、ミニ雪だるまを作る者、山頂を示す看板?の「西」の部分に雪を押しつけて西吾妻山を吾妻山にしてしまう者など、各人思い思いの束の間のひとときを過ごした。

西大テンへの道では、「朝方の寒さはどこへ行ったのか?」と思うほど暑くなってきたため衣服の調整をしながら登った。西大テンは展望非常に良く、四方に数々の名峰を拝むことができた。記念写真を撮っていよいよ後は下るだけである。

下りはスキー場に出てからが長く、やや厭戦気分になったが、総じて楽しい山行であった。

後の初冬合宿とはまた違った西吾妻を経験できたことも、特に1年生にとって、ほんの週数間で山が全く違った顔を見せることを実感することができ、非常に有意義だったのではないかと思う。(内山記)